この連休は京都の家の引っ越しをした。webmax.co.jpのサーバーを移転させる作業も同時に行い、 メールが3日間うまく使えないので、じっくりものを考える時間ができた。心機一転した自分を新たに作るチャンスだ。 ブログも行動結果報告だけでなく、考えをまとめることに使ってみようと思ったので、今日からそのように書いていきたい。
2月のイタリア・フランスの視察は、これまでの価値観が大きく変わった旅だった。
アジアばかりを旅してきた自分にとって、アジアが世界のすべてだった。なぜ多くの人が「欧米か」なのだという感じで思っていた。
だからこそ自分のアイデンティティに欧米を嫌いアジアを好むというものを位置づけていたような気がする。
人と違うことをするのが自分の絶対的なポリシーだったのだ。
しかし行ってみると大きく考えが変わった。幼少期にはヨーロッパには大いに興味があったことを思いだしたのだ。 幼少期にはそれほど偏見もなくいろいろなものに影響されていない自分がまだあった。その頃はまさにスタンダードを欲していたのだ。 しかし子供社会の摩擦の中でスタンダードを拒否して変に個性を追求しすぎる姿勢が生まれてしまったようだ。
ヨーロッパは何もかもが標準化されているように見えた。町並みも文化も国が変わってもほとんど変わらない。 まさに近代世界のスタンダードのもともとの形がここにあるように感じた。
個性を追求しすぎても多くの人から支持を得ることは難しい。商売を始めてから、 様々な場面で障害になっていた個性の追求をやめようと思う。といってもそう簡単には変わらないだろう。 どう普通にしようとしても自分は個性的だろうから。だが考え方を変えたのは確かだ。
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