今日は大阪韓国ITビジネス交流ネットワークの商談会でした。
今回は釜山情報産業振興院から10社が来阪して商談とプレゼンをしました。
プレゼンの準備中です。
今回4社と商談をしました。1社目の著作権保護ソリューションを提供している会社はなかなか興味ある製品でした。
EMPの会社がありましたが、この分野は日本進出は難しいでしょう。だいいち値段が高すぎました。 2000万円~5000万円とのこと。日本では1500万円~3000万円なので、全く競争力がありません。もっとも韓国企業との取引は、 南大門市場の買い物みたいなもので倍はふっかけてると見ていいでしょう。 でも南大門市場の買い物と同じように一旦値切り始めると買う気ありと見られるので、値切らないことにします。実際これは要りません。
全体的にいえば今回はニッチな分野に特化しすぎた感があります。釜山と言うことで、 港湾関係や造船関係のIT技術が多かったのですが日本では、その分野はIT業界にアウトソーシングする分野ではなく、 専門業者内でやることのような気がします。(これは本当にそうなのか自信がないですが)
では、何でそういう業者をあらかじめ調べて来ないのか? 自社製品の日本製品との比較においての特色をアピールするなどはなぜできないのか?という疑問が出たので率直に韓国の人に聞いてみました。 すると、、、
「韓国のITベンチャーはIT技術者が社長をやってて、社員がみんな技術畑の人間だったりする。なので、 マーケティングを基本的に知らないのだ。」むしろ「日本に来てはじめて日本市場の反応を知ったのがマーケティングリサーチになった。」 ということです。とりあえず日本に来てから考える。いかにも韓国人の発想ですね。(^^;こりゃ日本人とあわんわ。 と思ってしまったりします。
しかしながら、IT技術を、韓国というものを通して見ることで、日本のIT技術を客観的に見ることが出来るような気がします。 こちらも韓国の会社と話してはじめて他国の製品との比較が出来るのです。お互い役に立ってるのだなと思いました。
OK-NETの仕掛け人の一人としてこのプロジェクトを見ると、4年前の韓国のIT市場はかなり進んでいました。そして、 まさか日本もそうなるとは思わなかった現象が沢山見られました。日本はかなりの部分で韓国を後追いしています。ただ、 現在は技術水準はかなり拮抗してきています。そうなると韓国と組むメリットは何か?となりますが、「人材」なのかもしれません。 日本ではIT業界の就職・転職はかなり少なそうです。でも韓国はまだまだ人材がいそうな感じです。
交流会の様子です。
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